郊外、田園を走り、最後は工場街へ向かう、1両の気動車 水島臨海鉄道

美観地区で有名な倉敷から出ている私鉄

岡山県の倉敷は、レトロな街並みの美観地区で知られている。

JRの駅のホー厶からは、1両の気動車が停まっているのが見える。水島臨海鉄道という私鉄だ。

水島臨海鉄道って、どんな路線?

水島臨海鉄道は、倉敷駅と郊外、工業地帯を結ぶ路線だ。1970年に、工業地帯への資材輸送を目的に開通した。

全10駅で、所要時間は約25分。

ラッピングや2色使いで様々な色合いの気動車

車両は全て、1両の気動車だ。

企業のラッピング車両もあれば、水色の背景にヒマワリが描かれた車両や、黄色と紺色のツートンカラーの車両もある。

スポーツ施設とヒマワリが目印の球場前

倉敷市を出発し、駅前の市街地を走っていく。

途中まではJRと並走するが、カーブして離れていく。

住宅が多いエリアに入り、球場前に停車する。その名の通り、ホー厶は野球場に面している。

また、ホー厶上にはヒマワリが植えられ、試合する子供たちを見守っているように見える。

反対方面の車両とすれ違う西富井

車両は、また別の球場やゴルフ場を抜けていく。単線だったのが、複線区間に入る。

西富井に来て、倉敷市方面の気動車を待避する。大きな鉄橋から1両の車両が向かってくるのは、不思議な光景だ。

畑の中を走る浦田

車両は、また単線区間に入り、郊外を走っていく。

住宅街だったのが、左右とも畑の地帯に入った。

たまにある住宅も、マンションより一軒家が多い。浦田に停車する。

工業地帯を一望できる弥生

浦田を出て地上を走っていたのが、高架を登っていく。

登りきってカーブした先には、工場のシルエットが浮かぶ街並みが続いている。近くの建物に引けを取らずよく見え、工場街の規模の大きさが分かる。弥生に停車する。

一部はここで終わる水島

弥生から先の、栄・常盤・水島は、駅間距離が短い。一軒家やマンション、学校など、郊外の景色が続いていく。終点のひとつ手前の水島では、多くの乗客が降りた。

駅の周辺には、老人ホームが2軒建っている。

また反対側には、謎のオブジェが飾られている。

工場に囲まれた終点・三菱自工前

水島を出ると、郊外から一転した景色になる。左右に倉庫がある地帯に入る。

広大な敷地をトラックが走る工場も見える。

さらに、無骨な建物も線路沿いに建っているのが見える。工場街のど真ん中に、終点の三菱自工前がある。

ホー厶からは、セメント工場が見える。斜めに伸びたパイプが特徴的だ。

また反対側を見ると、自動車工場も見える。様々なパーツを組み合わせた淡い緑色の建物は、インパクト絶大だ。

まとめ

水島臨海鉄道は、郊外、田園そして工場街を結ぶ、非電化路線だ。

美観地区を訪れてから乗ると、倉敷が様々な歴史を歩んできたことが分かる。観光にお勧めだ。

2026年7月乗車