市街地、郊外、工場街、田園……景色がどんどん変わる路面電車 宇都宮ライトレール

2020年代に開業した、新しい路面電車

栃木県のターミナル駅は、宇都宮だ。

東口は2020年代に大きく開発され、新しい街並みが広がる。

駅の高架から下を見ると、路面電車の車両が停まっているのが分かる。

宇都宮ライトレールって、どんな路線?

宇都宮ライトレールは、宇都宮駅と芳賀・高根沢(はが・たかねざわ)工業団地を結ぶ路面電車(LRT)だ。2023年に、駅周辺の交通渋滞を緩和するために開業した。

路面電車としては、75年振りの開業となる。

全19駅で、所要時間は約45分。

黄色と黒色の目を惹く車両

車両は、全て黄色と黒色の2色のデザインだ。稲妻と稲穂をイメージした色合いだという。

3両編成からなる。なお交通系ICは、乗る時と降りる時にかざす必要がある。

宇都宮駅東口から、街中を走っていく

混雑していたので、後面の窓を撮影した。

列車は駅を出ると、90度近いカーブを描いて進んでいく。日光線の車両が、ライトレールと垂直方向に停車しているのが見える。

駅から離れ、ビルが両側に並ぶ大通りを走っていく。

アップダウンを経て、郊外に入る峰

市街地を走っていると、急に上り坂に差し掛かる。上り切ってから、下り坂に変わる。

この坂は、交差点を跨ぐための高架だ。交差点での渋滞を防ぐために、この部分を高架化したという。

下り坂を過ぎると、市街地から郊外に変わっているのに気づいた。全国チェーンの飲食店やスーパーの他、宇都宮ローカルの店も並ぶ。

ご当地カメラ店のサトーカメラは、「新宿・池袋顔負けの安さ」をウリにしていて、ニヤリとしてしまった

車両基地のある平石

列車は、専用軌道に入り高架を走る。

反対方面の列車とすれ違う。

下って平地に入ると建物が減り、水田が広がる地帯になった。やや大きな駅・平石に停車する。

発車してしばらくすると、車両がたくさん並ぶ光景が見える。広大な敷地を車両基地にしているのが分かる。

鬼怒川を渡り、山並みも見える飛山城跡

列車は、住宅街と水田の並ぶ地域を走っていく。高架から、青々とした田園が見える。

上っていくうちに、御嶽山などの山々まで眺められる。

さらに進んで、鬼怒川を渡っていく。

地上に降りると、ダイナミックな橋を渡っていたと分かる。

路面電車で自然の多いエリアを走るのは、不思議な感覚がする。

工場街に入る清稜高校前

清陵高校前は、複数の学校が集まる駅だ。宇都宮駅方面に向かう学生達は、反対方面の列車に乗っていく。

少しのカーブを経ると、工場が並ぶ地帯にいるのが分かる。

東京電力、キヤノン、長府製作所など、ジャンルも様々な企業の工場の横を通り過ぎていく。

建物の前に、並木が植えられたり芝生があったりするため、整然とした印象を受ける。

森と田園を経てまた郊外を走るゆいの杜西

工場街はいきなり途切れ、森が現れる。水田が並ぶ地帯を経て、また郊外に入る。

芳賀台という交差点まで、しばらく生活感のある地域を走る。

芳賀台を過ぎると、工業地帯になる。

工場街のど真ん中にある終点の芳賀・高根沢工業団地

列車は、急な下り坂を下っていく。こんなにアップダウンがある地域に、工場街があることに驚く。

平地となり、終点まで走っていく。

窓からは、本田技研工業の煙突から白い煙が出ているのが見える。

19番目の駅である芳賀・高根沢工業団地は、工場に囲まれている。

この先も工場街なのだろうか、と疑問を抱きつつ、折り返しの電車に乗った。

まとめ

宇都宮ライトレールは、市街地、郊外、工場街、田園と、様々な地域を走っていく路面電車だ。

「路面電車=都会しか走らない」イメージを覆す、新しい時代に対応した路線という印象を受けた。

2026年6月乗車