のんびり登った先に絶景と観光地が待つ 富士急行

観光客で賑わう山梨のローカル線

JR中央線で東京から乗った場合、最も遠い行き先は大月だ。

大月で下車すると、多くの人が富士急行線のホームに向かっていく。

泊まっている電車の座席は、ほとんど埋まっている。

日本人だけでなく、外国人観光客もちらほら混ざっている。

富士急行線って、どんな路線?

富士急行線は、富士山嶺を観光開発するために作られた。

当初はバスだったが、その後鉄道になった。

大月〜富士山の大月線と、富士山〜河口湖の河口湖線からなる。

JR中央線に乗り入れて東京に直通する列車もある。

河口湖

所要時間は約1時間。

2両の列車がゆっくり走る

今回は、普通列車に乗った。

車両は、かつてJRで205系として活躍したものが使われている。

きかんしゃトーマスのコラボ車両

青と黄色のラインが引かれた車両の他、きかんしゃトーマスやNARUTOとのコラボ車両もある。

いずれも2両編成で、スピードは出さない。

登山鉄道ではあるが、車両に特殊な構造は見られない。

普通列車以外に、富士山のイラストが可愛らしいフジサン特急や、赤色で高級感溢れる富士山ビュー特急も走る。

高架を潜って朱生(あけお)

大月を出た列車は、カーブしてJRと離れていく。

単線の線路が、坂の上に向かって伸びていく。

周りには畑が広がる。

時折、商業施設のある大通りと並走する。

田野倉に着く前には、リニア見学センターのアナウンスがかかる。

ちょっとした観光気分になる。

田野倉を出てしばらくすると、見上げるような高さの高架を潜る。

都留バイパスだ。

線路の周囲に高い建物がないので、より高架の存在が感じられる。

またしばらく田園を走り、朱生に着く。

ホームに松の木が生えている都留市

列車は、時折渓谷を渡りつつ、畑の中を走っていく。

少しずつ建物が増えてきた。

沿線では大きな駅・都留市に着く。

ホームには、立派な松の木が生えている。

背が高く、枝が空に向かってしなやかに伸びている。

その後は、市内の大学の最寄り駅・都留文科大学前にも停車する。

さらに進むと、市街地から田園地帯に入る。

細い木々が並ぶ横を、ゆっくり走っていく。

行く手に富士山が見える月江寺、ホームから富士山が見える富士山

のどかなエリアを走っていたが、下吉田に来ると住宅が増える。

また、富士急ハイランドが見えてきて、よくある住宅地ではないことが分かる。

急角度のレールやありえない方向を向く乗り物など、絶叫マシンが連なっている。

見ただけでドキッとする。

月江寺に停車する。

ホーム横に、1両のみにカットされたフジサン特急が停まっている。

賑やかなイラストだ。

高尾まで行くJR直通列車が、向かいのホームにやって来た。

月江寺を出発してカーブしつつ進む。

すると、目の前に富士山が見えてきた。

富士山は、富士吉田の町をはるか上空から見下ろしているように見える。

大きなカーブを経て、富士山駅に到着する。

ホームからは、富士山が裾までしっかりと見える。

また駅ビルがあり、買い物も楽しめそうだ。

観光地が目白押しの河口湖

富士山駅で進行方向を変えて、富士急ハイランド駅に向かう。

先ほど遠くにあった絶叫マシンが、真横に見える。

ドアが閉まっていても、乗っている人の声が聞こえてくる。

終点は、河口湖だ。

駅名標には、「富士河口湖温泉郷」とあり、温泉地を強調している。

ホームには、フジサン特急と富士山ビュー特急が並ぶ。

駅は飲食店や博物館など、観光地に囲まれている。

おすすめは、『ハーブ庭園旅日記』だ。

入場無料で、庭園で季節の花を見たり、温室でハーブの香りを嗅いだりできる。

また有料のふじさんデッキからは、富士山と河口湖を存分に眺めることができる。

この他、河口湖大橋を渡るだけでも、豊かな流れの湖水や森の色づきを楽しむことができる。

まとめ

富士急行線は、ゆったりした走りでのどかな田園と絶景や観光地エリアを登り下りする路線だ。

2025年11月乗車