レトロ車両がJRと並走し、海辺の街に向かう 西鉄貝塚線

福岡市北部から伸びている短い路線・西鉄貝塚線

西日本鉄道(西鉄)は、九州の大手交通会社だ。バス路線を九州の各県に張り巡らせ、また福岡県内で鉄道4路線を展開している。

鉄道路線のひとつ・貝塚線は、福岡市北部の貝塚と糟屋郡新宮町の西鉄新宮を結んでいる。

全10駅で所要時間は約25分の、短い路線だ。全線単線なので、時折列車交換の時間がある。

黄色又は水色のボディに赤いラインの車両

車両は、600形という1960〜70年代に製造されたものが使用されている。2両編成で運転される。

多くは、茶色寄りの黄色をベースに赤いラインの塗装がされている。車両によっては、他の路線と同様の水色をベースにしている。

車両基地にレトロ車両が集まる光景が見られる貝塚

貝塚は、福岡市営地下鉄で博多にアクセスできる郊外の町だ。ホー厶から見える貝塚公園には、昔の飛行機が展示されている。

新宮行きの列車が出発すると、すぐに車両基地が見えてくる。黄色に赤いラインの車両などが並んでいる。いずれも昭和の頃に製造されたと思われる。博物館のような、趣きある光景だ。

JRと並走する名島〜香椎宮前(かしいみやまえ)

列車は多々良川を渡り、郊外を走っていく。

名島からは、右手にJR鹿児島本線の線路を見ることができる。こちらが単線なのに対し、JRは複々線だ。ステンレスに赤色がアクセントの普通列車の他、鮮やかな青色が目印の特急ソニックも並走する。JR九州の車両は、本州よりも彩度が高めの傾向にある。

なおJRとは西鉄千早で乗り換えができる。

日本最大級の海上歩道橋・あいたか橋の最寄り駅である香椎花園前(かしいかえんまえ)

香椎宮前を過ぎると、JRとは離れて走っていく。

西鉄香椎では、反対方面の電車の到着を待った。

その先では高架から地上に降りて、掘割を走る。

香椎花園前で下車した。

駅から徒歩5分ほどで、あいたか橋に着く。この橋は、日本最大級の海上歩道橋だ。徒歩と自転車通行のみが可能で、福岡アイランドシティに行くことができる。

遠くから見ても、長さが際立っている。橋からは、博多湾と遠くの街並みを眺めることができる。

南側を向くと、高速道路が伸びビルが建ち並ぶ地域を見ることができる。

北側を向くと、一軒家やマンションなど、宅地と思われる地域を見ることができる。

JRと乗り換えできる西鉄和白

列車は香椎花園前を過ぎると、唐の原に停まる。

その先では、再びJRの線路が近づいてくる。これはJR香椎線というローカル線で、こちらと同様単線だ。

西鉄和白では、香椎線に乗り換えることができる。

静かな海岸を歩ける終点・西鉄新宮

列車は三笘を出ると、郊外から一気に田園へと車窓を変える。小さな森のような所もある。

終点の西鉄新宮は、静かな宅地といった雰囲気だ。

乗っている人のほとんどは、駅の近くにある高校の生徒だ。

この駅から徒歩約10分ほどで、海岸に行くことができる。鬱蒼とした防潮林を歩き、開けた先には海辺が広がる。

夏には海水浴場となる、穏やかな海だ。海は透明度が高く、砂浜は薄い色合いだ。

また、状態のいい貝殻がたくさん落ちている。

水平線や島を眺めたり、綺麗な貝殻を探したりできる。

まとめ

西鉄貝塚線は、博多の郊外と海辺の街を昭和の車両が行き交う路線だ。

博多観光のついでに乗るのがお勧めのローカル線だ。

2026年10月乗車