渋谷は日々工事が行われ、駅の位置が変わってきている。JRも私鉄も、以前より改札同士が近づいている。

例外的に、未だに遠く感じるのが、京王井の頭線だ。井の頭線は、渋谷〜吉祥寺を結んでいる。

井の頭線の車両は、他の京王の路線とは異なるデザインが採用されている。理由は、レールの規格の違いだ。2026年現在走っているのは、全て1000系だ。

5両編成で、前面は2枚の窓があり、側面はステンレスに帯が巻かれているのが特徴だ。前面と帯の色は7色ある。この他、レインボーカラーの車両も1編成だけある。
今回は、渋谷から各駅停車に乗った。所要時間は約30分であり、急行に比べて10分ほど長い。発車すると、渋谷の低地からトンネルを登っていく。

次の神泉も、トンネルとつながった駅だ。

トンネルを出ると、住宅街の間を走っていく。駒場東大前に着く。

線路の両側には、住宅が並んでいる。家の間を縫って走るような感覚が続く。

すれ違った車両は、オレンジ色、水色、緑色など、それぞれ異なる色合いだった。

列車は、明大前駅に着く。京王線と乗り換えができる駅だ。急行の待ち合わせのため、しばらく停車する。反対方面の急行が通過した後に、反対方面の各駅停車が待機する。

少し待っていると、吉祥寺方面の急行が去っていった。ピンク色だ。本当に色とりどりだと感心していると、発車時間となった。
列車はまた住宅街を走っていく。

高井戸に着く直前のみ建物が途切れ、広く町並みを見渡す光景が見られる。なお、高井戸は京王線の下高井戸からは大分離れている。

再び、家々が立ち並ぶエリアに入った。富士見ヶ丘に着くと、車両基地が併設されているのが見える。ここでは、紫色の車両を見かけた。

列車は、井の頭公園に着く。線路からは一瞬、木々に囲まれた公園を高い位置から見渡せる。

井の頭公園は広大な池があり、周りを飲食店、寺院、水族館などが囲んでいる。池の周りを一周するだけでも、都会のオアシスを感じられる。
井の頭公園から吉祥寺までは、あっという間だ。

吉祥寺は、南北ともに見どころがある駅だ。南口にはマルイがあり、井の頭公園も徒歩圏内だ。

北口にはパルコと東急百貨店があり、商店街も広がっている。古着屋や喫茶店が多いのも多く、洒落た雰囲気だ。

京王井の頭線は、色とりどりの車両が住宅の間を走る路線だ。流行の最先端の街と緑のあるお洒落な街を結ぶ路線ながら、車窓には意外と生活感が感じられた。

また、6色の車両を見ることができ、謎の達成感があった。
2026年8月乗車